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アイ・シー・アイデザイン研究所|大阪

デザイン・設計から試作、製造までものづくり支援する、売れる仕組み作りを総合プロデュースするICIデザイン研究所

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知恵の結晶「からくり」をモノづくりに活かす

アイ・シー・アイデザイン研究所のライフワークのひとつであるからくりの研究。
きっかけは、からくり制作の第一人者である東野進氏に江戸後期につくられた「弓射り童子」の実物を見せていただいたことからです。
弓射り童子
江戸時代の日本では、
世界でトップレベルのからくりが製作されていました。
「弓射り童子」は、
からくり儀右衛門」の異名をとった東芝の創始者である田中久重の作です。
彼の持つ全ての技術と情報を傾注して作られた「からくり技術」の集大成といえます。
高さを14cm程の童子人形が矢台から矢を抜き取り、
弓につがえ、
離れたところにある的を目がけて矢を射るというもので、
首をかしげ狙いを定める仕草や、
命中後得意気にあごを突き出すという細かな動きも見せます。

動力はゼンマイで、これに紐が巻かれ軸を動かし、
さらにカムによって十数本の糸が引かれ、
頭や肩や手を動かす仕組になっています。
人形の動きを都合よく制御するため、
今日の自動制御装置の原形というべき脱進機も組み込まれており、
まさに江戸のからくり技術が生んだ最高傑作のひとつです。

「弓射り童子」は、
二つと同じものはない芸術品で、江戸時代の最先端技術です。
自分たちの知識と技術力を示すための発表として、
実験的考え(プロダクトメッセージ)として、
「からくり」が作られたのです。

そこで蓄積された技術や経験が、
やがてより高い精度や技術である天体観測機器や測量機器の製作技術へと移行していきました。
この蓄積が
一方では芸術的な工作物を作る工芸として、
他方では学問的科学認識と製作体験をまとめる科学技術の基礎として
お互いに密接な関係を持つようになりました。

からくりは、世界にほこれる日本の技術力や独創性のかたまりです。
また、ロボット技術のルーツでもあります。

温故知新 

からくりの構造や機構を研究すると、
ものづくりへの情熱や独創性を感じることができます。
また、
省エネルギーでエコな構造や機構の着想を得ることができます。
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