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アイ・シー・アイデザイン研究所|大阪

デザイン・設計から試作、製造までものづくり支援する、売れる仕組み作りを総合プロデュースするICIデザイン研究所

貼箱ワークショップに参加しました

4月3日(土) 村上紙器工業所 で開催されました貼箱ワークショップに参加させていただきました。
日本パッケージデザイン協会の方がtwitterの縁でワークショップをされるとのことで、
村上様より黒田もお誘いいただきました。
ありがとうございます。

ワークショップは、村上紙器工業所の工場、実際に製造されているラインを使用して行われました。
ワークショップが始まるまでに、名刺交換をさせていただき、簡単な自己紹介。村上紙器工業所さんで製作された貼箱をみせていただきました。そして、機械類の説明を伺いました。カットする機械、V溝を入れる機械、隅を切る機械など、年季の入った機械から最新鋭の機械まで、パッケージデザイナーの皆さんは「ほしいー。」との喚起の声!

膠の匂いがする2階に移動して、いよいよワークショップの開始。
まず、箱の展開に切られた厚紙の4隅をテープで留めて箱の形にします。隅を機械のゲージにあわせて押さえて、コントローラーを踏むとテープが留められます。
次に、台紙の箱に紙を貼る作業です。
紙は、膠をつかって貼り付けます。膠は、豚などの皮革を原料に作られている天然素材。お菓子につかうゼラチンと似てます。
煮溶かした膠がついたローラーに紙を差し込むと、均一に膠が塗られて出てきます。それが、ベルトコンベアーに乗って流れてきます。動くベルトコンベアーの上にあるのりつきの紙に、箱をつけるのですが、流れているので位置を合わせるのがむずかしい。貼るとはがせなくなるので焦る。ワークショップでは、動くスピードをゆっくりに設定していただいていたそうですが、難しい。いつもの半分ぐらいといわれていましたが、緊張のあまり手は変な汗をかくし…。悪戦苦闘です。
箱の位置をきめたら、周囲を織り込んでいきます。膠が乾くのですばやく!おさえて!と焦りつつ、なんとか「C式」の箱ができました。
P1000165.jpg

続いて名刺入れ
表紙が黒と赤があるのですが、私は赤をつくりました。
中が黒になっています。
まず、表紙をつくります。
予めゲージをつくってくださっているので、それにあわせて台紙を配置。のりのついたレザー調の紙を貼り付けます。貼り付けると、次に紙厚分だけ爪で織り込んで、紙を巻き込みます。最後にローラーで圧着します。
次に、箱の側面に生地(スエード調)を貼ります。細長い生地で側面にぐるぐるっと貼るので、「平行に」といわれたのですが、私は案の定、いがみました。その身と蓋を作って、その箱に表紙を貼り付ければブック式の名刺入れが出来上がります。
ただ、このブック式の名刺入れは、13点の部品(あれ?あってますか??)でできているとあって、出来上がると何も入っていないのに重みのある感じ!
P1000167.jpg

休憩のあと、表紙の作り方をアレンジしたCDスタンドを製作させていただきました。

村上紙器さんの実際の作業場でのワークショップは、緊張の連続でしたが、「出来上がる」プロセスを見れ、楽しく作業できました。ただ、この「出来上がる」プロセスは料理でいえば、煮込んだり焼いたりの部分。設計、材料準備、カットはお任せしていましたのでほんの一部をさせていただきました。ご一緒したパッケージデザイナーさんたちとワイワイ楽しくさせていただきました。

貼る作業ひとつでも、綺麗に仕上げるために小さな配慮がたくさんありました。多くの工程を経て、なお、紙伸び、組立の誤差、隅を綺麗に仕上げるコツなど経験からくる配慮がふんだんに盛り込まれた貼箱。コスト面では測れない「付加価値」があるな~とつくづくと感じました。
これらがあってこそ、美しい箱になることがよくわかりました。

当日のワークショップは、コピーライターの狩野哲也様のサポートのもとustreamでの実況中継という試みも。映像をみると淡々とつくっているようですが、できるかな~。緊張!の連続です。
当日の様子はこちらでも見れます。
http://www.ustream.tv/channel/hakoya 

村上紙器工業所 村上様、楽しいワークショップありがとうございました。

written by 黒田





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コメント

当日は、ご苦労様でした。
また、ブログでご紹介いただき、有り難うございます。
初めての方では簡単にいきませんが、それも貼箱の面白いところです。
ご自身で作っていただくことで、貼箱のいろいろなことを少しお分かりいただけたかと思います。
今後とも、宜しくお願い致します。

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