アイ・シー・アイデザイン研究所|大阪

デザイン・設計から試作、製造までものづくり支援する、売れる仕組み作りを総合プロデュースするICIデザイン研究所

実物にまさる説得力はなし!

新プロジェクト始動にあわせた打合せの準備のために
弊社内の「倉庫」から
加工サンプル、素材サンプルをピックアップしました♪
プラスチック

模型店か古道具屋かといわんばかりに様々なサンプルが並べてあり
「なんでもBOX」といわれる箱がいくつも置いてあります。
一見するとガラクタにみえるかもしれないサンプルは、
私にとって貴重な財産です。
おそらく…ゴミにしか見えないです(笑)

金属加工 
表面加工

デザインをご提示するときに
イメージに近い素材加工のサンプルをあわせて示すことで、
より具体的なイメージを共有できるようになります。
特に、「こんな面白い素材があるので使ってみませんか」と
使った事のない素材加工提案するときには、
どんなに言葉で説明したとしても「実物」の説得力にはかないません。

素材の情報は、本、インターネットなど様々な媒体から入手することができるようになりました。
しかし、素材については、数字や言葉だけではわからない点が多々あります。
なので、私たちは、必ず手元に素材のサンプルを置いて検討すること、
また、実際に製品に使う場合は、
使用環境や求める耐久年数などを専門の業者・担当者に問い合わせ、
メリット、デメリットなどの情報提供をあわせてご提供いたします。
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デザイン・ものづくりで大切な「素材(材料)選び」

素材を考えてデザインしよう。
デザインをする上で、カタチ、機能、素材(材料)とその加工法は大変重要な関わりを持っています。モノの精度や品質、開発のスピードがいままで以上に厳しく要求されるようになっており、また環境問題など社会的な要請に応えるデザインが求められています。
このような背景からも、素材や加工法などを理解せずにものづくりをできない状況になっています。
素材や加工のことは設計者や製造メーカーにおまかせ。では、「つくれません」という一言で、細部まで配慮し、こだわりつくりあげた商品企画がお蔵入り。デザインクオリティーを維持した高い製品ができないということにつながりかねません。

素材選びは条件だしから
素材選びの失敗として多いのが、素材選択の間違いです。
現在の商品は高い性能や耐久性をより適切なコストで、と複雑な要求が求められています。また、地球環境への配慮も求められているため、数多くの素材の中から適切な材料を選ぶことは、より一層難しくなっています。

例をあげてみましょう。
「透明のコップがほしい」とします。
素材の候補としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリスチレン(PS)、ABSなどがあがってきます。(ここでは一般グレードで検討します。)

次に用途や使用方法により選択される材料が変わります。
使い捨てであればPETやポリスチレンなど、日常使いであればポリカーボネート、メタクリル樹脂や透明ABS樹脂などが考えられます。
ここでは日常使いのコップとして、冷水用であればAS樹脂やメタクリル樹脂、ABS樹脂が選ばれるでしょう。
冷水用でも耐衝撃性が加わると、メタクリル樹脂やABS樹脂が選ばれます。
熱い飲料を入れたい、食洗機に対応したいなどのより高い耐熱性が条件に加わるとポリカーボネート、ポリプロピレンなどが選択されます。
このように透明のコップであっても使う目的や使う条件によって最適な材料が変わってきます。

材料選びは目的から

長短を見極めて素材を選ぼう。
正しい材料を選択するには、求める製品の条件を十分に把握することが必要です。
そして、その要求に素材の特性を照らし合わせて検討することが重要です。

素材にはそれぞれ長所と短所があります。
製品に要求される性能やコストをすべて100点満点で満足する材料を見つけることは難しいです。素材を選択する場合は、重要項目をいくつ満足しているかではなく、重視する項目が何か、その項目を満足できる素材はどれかを見極め選択することが大切です。


3Dプリンターで茶運人形を作成

弊社ではからくりゼンマイ機構を活用した動きに注目し、茶運び姫を作成。
3DCADで機構を再現し、3Dプリンターで骨格を作製。
写真は骨格モデルです。
茶運び人形


動画はこちらにUPしています。
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デザインを依頼する前に〔6〕 依頼のコツ-2

できるだけ企画の早い段階からデザイナーと手を組みましょう

企画のできるだけ早い段階からデザイナーが関わることで、
デザイナーの先見性や企画構築能力を発揮することができます。
たとえば、
内部構造や仕様、部品、素材などがすべて決定し、
変更する余地がない状態で「デザインしてください」と言われた場合、
デザイナーとしては、スタイリングやカラーリングを提案することだけになってしまいます
企画の早い段階からであれば、
デザイナーとして、コンセプトに対して新たな提案をすることもできます。
より使い勝手がよくなるように、
ユーザーの視点にたったデザイン提案なども可能でしょう。
結果として、
よりよい商品になるよう協力することができます。

どこからどこまでを依頼したいのかを明確にする

デザイナーは、
モノづくりのプロフェッショナルとしてさまざまな能力があります。
プロジェクトによっては
デザインのみを依頼し、設計は別の会社で、製造は関係先でお願いしようと
考えておられることもあるでしょう。
逆に、
デザイナーにデザイン・設計、量産先の手配、販売チャンネルまで
すべて任せてしまいたいという依頼者もいらっしゃいます。
依頼される場合は、できるだけどのような体制ですすめるのかを知らせてください。

優先順位をつける

たとえば、
依頼者から「ボタンは○個」「ここは00mmで」「ここはこんなふうに」とこと細かな指定をされたとします。
デザイナーは、大抵その指定をなるべく守るようにデザインします。
デザイナーは、依頼者の思いやこだわりを汲み取りたいと考えているからです
ですが、
デザイナーは、指定をされた部分にたいして、
もっとこうしたらより使いやすくなるのにと良いアイデアを持っているかもしれません。
指定された部分をすべて守ろうとする矛盾がでてくることもあります。
そこで、デザイナーに提案の余地をあたえるためにも優先順位をつけて提示してください。

第一優先順位は、○○←絶対に守ってほしいこと
第二優先順位は、△△←検討の余地があること など
また、
デザイナーに、積極的に意見を出してほしい。という一言があれば、
このように変更してはどうか、と提案ができます。

ここに書いた内容は、
デザイナーが打ち合わせをするときにきっと「質問」することです。
むずかしいことは抜きとして、、、
あなたの思いや考え、要望を伝えていただく
デザイナーが整理して聞き返します。
すこしでもお役に立てればとまとめました。

【“デザインを依頼する前に〔6〕 依頼のコツ-2”の続きを読む】

デザイナーの力を最大限に発揮させるために  デザインを依頼する前に[5] 

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デザイナーの力を最大限に発揮させるに

デザイナーが頭を悩ませるのは、
漠然と「新しいデザインをしてほしい」「売れるデザインを」と依頼される場合です。
このような依頼をうけると
デザイナーはまず、発注者側の思う「新しい」とはなにか
今、何を問題として感じているのか
何を解決したいのか
、を探り、
経営資源、固有財産、市場トレンドから分析し
依頼者の思う「新しいデザインの方向性」を示すことからはじめます。
しかし、
これは、「問診」をおこなうようなもので、打合せに時間がかかることになります。

では、
どのように依頼すれば、少ない費用でデザイナーの力を最大限に発揮のでしょうか。

コツの第一回で紹介したことの復習になるかもしれませんが、
「目的=ビジョン」を伝えることです
デザイナーが知りたいのは、
「今」の状態と、「未来」どうしたいか。です。 

改良品の場合
1. 改良にいたった理由
2. 現行品の抱えている問題点について、どのように考えているのか
3. 特に改良したい点

新商品の場合
1. どういう人に向けてつくろうとしているのか
2. どのような商品なのか
3. どこで使われるのか
4. 何が
5. いくらで売ろうと考えているのか
6. 企業の固有財産や得意分野
など、目的を伝えてください。

企画段階でコンセプトをよくねって、検討されることをおすすめします。

通常、どんな商品をつくるにしても、
デザイナーより依頼者がもっている情報量は多いはずですし、
考えていること、情熱、こだわりなどさまざまな部分において
依頼者側のほうがデザイナーより強いでしょう。
それをうまく共有し、伝えていただけるとデザイナーとしても
よい提案につながります。
デザイン提案の質が向上するでしょう。
また、
目的がはっきりしていれば、
デザイナーから提案されたものが、意図が反映されているかどうかを
しっかり確認できます。
デザイナーから提案される案の質を確実に高めることができます。

「参考品」や「競合商品」があれば伝える
商品の技術、素材などの参考品があれば、
デザイナーに提示してください。
どんな些細な情報でも、大きなヒントになることがあります。
特に、改良品の場合は、実物を提示し、
実際にどのように使うのか、
どんな状態でつかっているのかを操作して説明してください。
デザイナーは、この使い方や使われ方からも新たな発想をします。
また、
競合商品を知ることで、
市場における新商品のポジションを明確にすることもできます。
また、類似を防ぐこともできます。

また、可能であれば
新製品で目指したいイメージを提示するのもよいでしょう。
ジャンルが違っても、
こんな商品を持っているような人をターゲットにしている。
このような雰囲気がほしいとわかる画像や写真があれば、
デザイナーはビジュアルイメージを持ちやすくなります。

デザイナーと仕事をするのは「むずかしい」と思われる方には、
ぜひ、読んでいただきたくまとめてみました。
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